時計の歴史を変えた時計セイコーのクオーツ

クオーツ式腕時計を世界で初めて実用化

クオーツ時計は現在日本でも主流になっていますが、なんと世界で初めてクオーツ式腕時計を実用化したのは時計セイコーです。

SEIKOがクオーツ式腕時計の実用化に成功する1969年以前、時計と言えばは機械式のメカニカルウォッチを指しました。

クオーツウォッチとは、クオーツ=水晶振動子を使った時計のことです。

時計製造のためにある決まった形にカットした水晶の結晶体は、電圧を加えることで振動を発生させる特徴があり、この振動は時計の精度の核に使えるほど安定した動きです。

もちろん、メカニカルウォッチ時代にもこの電気的性質を時計の振動子に応用する考えはありました。

ただ、腕時計という小さな部品の集合体の中で利用するには問題がいくつもあり、多くの時計職人、時計会社がクオーツ式ウォッチを完成できずにいたのです。

世界でも実現が難しかったクオーツ時計実用化に付随する問題を、時計セイコーでは1959年から10年間、諏訪精工舎で情熱的に取り組み続けました。

この10年間でも、水晶振動子から送られる信号を正確に作動させるために開発されたICやステップモーター、音叉型に水晶振動子をカットする方法など、新しい技術が生み出されています。

そしてついにクオーツ式腕時計の実用化を世界で先駆ける快挙を成し遂げるのです。

更に時計セイコーの素晴らしいところは、クオーツ式腕時計のために開発された、時計セイコー独自の技術を専売特許にしなかったことです。

ですから時計セイコーの技術は世界標準となって世界中でクオーツ時計がつくられるようになったのです。